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森林

Research & Projects

ワイルドパス

On-going Project

​「基地と島」プロジェクト

基地の国際比較シリーズの第2弾として、2022年にスタート。
基地の島嶼性に着目する。地政学にとらわれず、本土と島の間にある階層性と基地の関係の解明を試みる。
​学際的アプローチで島をめぐる基地政治を包括的に捉える。

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在日米軍基地​

川名晋史 著

​中央公論新社 2024

世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。米軍のみならず、終戦後一貫して友軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は新発見の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦終結、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。

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グリーンランド

高橋美野梨 編

藤原書店 2023

人類学、政治学、歴史学、宗教学、文学など人文社会科学の知見を持ち寄って、その混淆の輪郭をたどり、この世界最大の島における人間の営みを多角的に描き出す、日本で初めての論集。

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沖縄山原/統治と抵抗

森啓輔 著

​ナカニシヤ出版 2023

沖縄本島北部の山原(ヤンバル)の軍事基地化・開発の過程とそれに対する人びとの抵抗を、歴史的資料とフィールドワークに基づいて丁寧に記述。

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​「個人化」する権威主義体制

大澤傑 著

​明石書店 2023

権威主義国家のリーダーはどのような条件で「非合理的」な意思決定をするのか。ロシア、中国、北朝鮮をケースに、政治体制というマクロな視点で迫る。

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戦略的ヘッジングと
​安全保障の追求

今井宏平 著

​有信堂高文社 2023

大国や不安定国家を含む多くの国に隣接する​トルコのアクティブかつ現実的な外交を明らかにする。

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​冷戦終焉期の日米関係

山口航 著

​吉川弘文館 2023

総合安全保障は、たんに経済や食糧を含む安全保障ではなかった。日米政府機密解除文書から政治外交を再現し、日米同盟を捉え直す。

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基地はなぜ沖縄でなければ
いけないのか

川名晋史 著

​筑摩書房 2022

そもそもなぜ、沖縄に基地が集中し、それが続くのか。アメリカの外交文書を中心にその経緯を明らかにする、一般向けの書。

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沖縄県知事
その人生と思想

野添文彬 

​新潮社 2022

「基地か経済か」「政府との対立か協調か」――沖縄は常にこの二分法で語られてきた。しかし歴代の県知事たちは、保守であっても時に首相を鋭く批判し、革新であってもしばしば官邸と協力した。屋良朝苗、西銘順治から翁長雄志、玉城デニーまで、復帰後8代の知事たちの肉声から、単純化された保革対立では見えない“沖縄問題の深層”を読み解く。

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世界の基地問題と沖縄

川名晋史 編

​明石書店 2022

様々な地域のスペシャリストを含む14名の若手研究者による、世界の米軍基地に関する日本では類のない共同研究。ビジュアル資料も多く一般向け。

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​辺野古入門

熊本博之 著

筑摩書房 2022

なぜ、ここに新しい基地が――? 20年にわたるフィールドワークをもとに、社会学者が、辺野古の歴史と現在を描き出す。親愛のこもった、沖縄入門。 

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​交差する辺野古基地

熊本博之 著

勁草書房​ 2021

なぜ辺野古は普天間代替施設という名の新たな基地の受け入れを容認しているのか。この問いに、基地と歩んできた辺野古の歴史と、沖縄を「決定権なき決定者」にしてきた日本社会の両面から迫る。第47回藤田賞受賞。

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基地問題の国際比較
「沖縄」の相対化

川名晋史 編

​明石書店 2021

9つの国・地域で展開される基地をめぐる紛争とその発生要因を、当地の歴史・政治・文化・宗教的背景に精通する執筆者たちが解明。

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Exploring Base Politics
How Host Countries Shape the Network of U.S. Overseas Bases

Shinji Kawana & Minori Takahashi eds.

Routledge 2021

​ドイツ、イタリア、韓国といった多くの米軍基地を受け入れている国のほか、トルコ、スペイン、グリーンランド、サウジアラビア、シンガポールを対象として基地政治を問う。

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​沖縄米軍基地全史

野添文彬 著

​吉川弘文館 2020

沖縄に米軍基地が集中し、維持されてきたのはなぜか。沖縄戦から現在に至るまでの通史から、米国・日本・沖縄社会が基地をいかに位置付けてきたかを検討。普天間基地移設など、いまだ課題を多く残す問題の淵源に迫る。

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The Influence of Sub-state Actors on National Security
Using Military Bases to Forge Autonomy

Minori Takahashi ed.

Springer 2019

​下位国家主体はいかにして国家安全保障に影響を与えるか。グリーンランドとデンマークとの関係、北極圏を取り巻く米国とロシアの戦略を分析しつつ、参照点としてフィリピン、沖縄の事例も取り扱う。

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